日常使いできる木の器が欲しくて、自分で木を削って器を作ることからはじまりました。
海外から輸入して入ってくる木製品はピンと来なくて、食卓で使いたくなるような器、
永く使っていてもっと使いたくなる器が作れないかと思いました。

そして使いやすい形を決めて定番化することで多くの方に使ってもらいたい。
暮らしの中で、永く大切に使えるものを丁寧に手づくりしています。
                                    icura 筒井 則行
  icuraについて
  木の産地ではないのですが私の地元である知多半島武豊町にて木の器づくりをはじめました。
icura(イクラ)は国産の山桜とくるみの木を使って器、カッティングボード、カトラリーをはじめとした食卓まわりのものを中心に
小さな切れ端も使ってくりやくじらなどのオブジェたちも作っています。
またガラスや陶器など異素材の作家さんと共に新しい提案のできる作品を作り、生活の提案ができればと思っております。
 
<工房の名前>
「icura」となったのは icuralight イクラライト というLED照明を自分で作ったのがはじまり。
製作した当時はまだLED電球が普及していないころ。LEDを何かに使えないかと考えていました。

LEDは一つ一つ明るさが異なります。
小さく粒々のLED、そこには生命のようななにかが宿っているようにも思えます。
icura工房の器もひとつひとつ表情が違い、ものづくりにこだわる作り手の想いが込められています。
 
 
  エコデザインアワード2007 インテリア・キッチン部門 入選
  アイデア、実用性、デザイン性が活かされたicura工房のものづくりの原点である作品です。
   
 
   
  木に親しむことで森林を想う気持ちが育まれる
 
 
愛知県知多半島は、伊勢湾と三河湾に囲まれた自然豊かな温暖な地域です。
知多牛・新鮮な魚介類・醸造業(味噌・酢・酒)などの豊かな食にも恵まれています。

木の産地ではありませんが、icura工房では国産の山桜やくるみの木を使って製品を手づくりで制作しています。
木の器は海外で作られた輸入品が多い中で、「もっと質の高い器を作ることはできないか」と考え、地元の武豊町に
工房を立ち上げました。

機械で自動で作るのではなく、自らの手を使って彫ったり削ったりすることは、効率が悪く今の時代に逆行しているかも
しれません。作り始めた頃は、形を考えたり、うまく削れなかったり、耐久性がなかったり、試行錯誤の連続でした。
それでも数をこなすことで技術もついてきて、今では頭でイメージしたものが形にできるようになりました。

ものづくりの面白さを伝えたいとも思い、ワークショップを開催することもあります。
木を削ることは思ったよりも難しいですが、少しずつ形にして完成したときの喜びやはずっと記憶に残ることだと思います。

そして小さな積み重ねが、木に親しみ、森林を想う気持ちを育ててくれたらいいな、と期待しています。
 
地域に根差した取り組み

知多半島には、歴史的建造物、文化がいくつもあります。
隣町の半田市は、童話「ごんぎつね」の作者・新美南吉の故郷で記念文学館「新美南吉記念館」があります。
icura工房では、新美南吉記念館にある童話の森の整備や併設のCafe&shop「ごんの贈り物」の改装に携わり、
新美南吉記念館の近くを流れる矢勝川の彼岸花植栽活動にも取り組んでいます。
 
 
新美南吉記念館画像 童話の森(ごんぎつねの聖地)画像
新美南吉記念館 童話の森(ごんぎつねの聖地)
 
新美南吉記念館看板画像 新美南吉養家ベンチ画像 Cafe&shop「ごんの贈り物」画像
新美南吉記念館の案内看板の制作 新美南吉養家の屋外ベンチを改修 Cafe&shop「ごんの贈り物」改装
 

半田赤レンガ建物は、明治時代に誕生した「カブトビール」の製造工場として、120年以上の歴史を刻んできました。
近代化産業遺産認定に認定された建物は、歴史を活かし、多くの人が活用できる建物として改修され、イベントやマルシェも
多く開催。観光客や地域の人で賑わう場所となっています。
また、半田運河の西岸に建つ小栗家住宅は、江戸末期から昭和初期に建てられた屋敷群で、2022年に国の重要文化財
に指定された建物ですが今も住居として使用されています。門庭には樹齢150年を超える日本最古・最大級の白モッコウバラの
木があり、4月中旬〜5月初旬には「萬三の白モッコウバラ祭」が開催され多くの人が訪れています。
 
 
半田赤レンガ建物画像 小栗家住宅画像
半田赤レンガ建物 小栗家住宅
 

icura工房では、工房で出た端材を利用して制作したshopオリジナルのストラップやブローチをCafe&shop「ごんの贈り物」や赤レンガ建物で販売しています。また施設イベントで作品の販売やワークショップも開催することもあります。
小栗家では白モッコウバラ祭り用テーブルやお店のレジ台、キッチンカウンターを制作するなど、地域に根差した取り組みをしています。
 
制作実例
ごんぎつねストラップ
(Cafe&shop「ごんの贈り物」で販売)
手彫りの動物たち
(Cafe&shop「ごんの贈り物」で販売)
レンガストラップ
 (半田赤レンガ建物で販売)
 
  内装を手掛けた小栗邸shop画像 内装を手掛けた小栗邸shop画像  
 
小栗家shopのレジ台、
キッチンカウンター制作
小栗家
白モッコウバラ祭り用テーブル
 
 
森の整備

新美南吉記念館にある童話の森にて月に1回森の整備活動をしています。
メンバーのみんなで森の植生や季節の移り変わりを観察したり、どういう森にしていったらいいのか勉強会をしたり、
間伐や清掃など森を整える活動です。

里山は人の手によって森の循環が行われてきました。
しかし現代の生活にて必要となくなった里山は荒れて木々でうっそうとしていきます。

多くなってしまった木を間引くことで風通しよく植物に光が届くようになり新しい芽が出てきます。
うっそうとしていた場所は、人が入って行きたくなるような場所になっていきます。

森に入っただけで、近隣の車の走る音が聞こえにくくなり、小鳥の声や風の吹く音が聞こえてきます。

また間伐された木を利用して、ワークショップをしたり木製品として再利用することもしています。
 
森の観察会の様子 森の整備の様子
森の観察会の様子 森の整備の様子
 
ものづくりワークショップの開催

作り手の想いや木のこと器のことを知り感じていただきながら「ものづくり」の楽しさを伝えています。

例えば、森の整備から出た木材でバターナイフを作ることは、森を知ること、資源を大切に使うこと、
生えていた木が人の手によって暮らしの道具となることを知っていただく時間です。
自分で作ったバターナイフを使うことで愛着もどんどん増していくことでしょう。
ものづくりワークショップは、上手にできたりできないだけでなく、暮らしの中で大切にしたいことや
次の世代へ繋いでいきたいものに気付いていく豊で尊い時間だと思っています。
 
枝を切り出します画像 小刀で削っていきます画像 バターナイフ完成画像
枝を切り出します 小刀で削っていきます バターナイフ完成!
 
 
 
  icura工房代表profile
 
noriyuki tsutsui icura工房 代表
筒井 則行 Noriyuki Tsutsui
1981年07月17日愛知県生まれ
大学 土木専攻
 
小さな木の切れ端、家具用の大きな板どちらもきれいな表情の木。
小さくなった木はもとのように大きくはならないが他の形や他の用途のものへ作ることはできます。
丸太1本ひいて大きな木はお皿やカッティングボードに、
次にスプーンなどのカトラリー。さらに小さい木は動物たちやはしおきに。

家具は作らない小物だけの工房 icura(イクラ)
   
 


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